2007年10月号  2面
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分離独立の第2弾
   ナルク東神戸誕生  9月30日に賑やかに設立総会
 全国128番目の拠点としてナルク「東神戸」が「神戸」から分離独立し誕生した。これは4月の「ちちぶ」に続く分離独立の第2弾である。
 設立総会は9月30日午後1時半 、神戸森南町のフレあいスポットで、近隣拠点の会員多数を迎えて盛大に開催された。
 手作りの拠点事務所も完成、会員数も目標の百名を越え、永年苦楽を共にしてきた神戸の会員も感慨ひとしおであった。会長私案から僅か10ヵ月、この分離独立は崇嶋代表のリーダーシップ、当該地区会員の熱意の賜物であったことは言うまでもない。

ナルク中央福祉調査センター会議
    第3回を9月12日に本部で開催
 第3回の中央福祉調査センター会議が9月12日(水)午後1時から、本部会議室で開催された。
 出席は会長ほか本部役員と北海道・長野・千葉・神奈川・岐阜・滋賀・大阪・兵庫の全国8調査センター代表など16名。 冒頭、挨拶に立った高畑会長は「太田さんからこの福祉調査の話を聞いたときは有望な事業だとは思ったが、ここまでになるとは思わなかった。まだ問題点は多いが今後とも総力をあげて取り組んでいこう」と各センターの奮起を促した。
 全国的に調整を要する事務的な案件が議事の中心であったが、行政や官庁を対象とする以上、組織や役職も改正の必要があるということで、中央センターを例に挙げると「田邊代表、青木事務局長」という呼称で統一することとした。
 庫本事務局次長から会計処理の問題が提起され、来年3月には本格的なシステムが稼働することになりそうだ。
 最後に福祉調査の先駆者でもある神奈川の太田善朗調査センター代表の講演があり、午後5時閉会した。

  男の料理本  残り僅か
 ナルクシニア研究所発行の本「お父さんには初めての料理」は、発売以来順調に部数を伸ばし、在庫も残り僅かとなった。会員諸兄姉のご協力の賜物だが、各拠点の「男の料理教室」のテキストに用いられたのが大きな力となった。
 実例は「記者レポート」などで報じられているが、最近では茨木・摂津拠点「東地区グループ」の「男性の料理教室」でも大活躍した。
 当日は「梅ご飯」「みそ汁」「肉じゃが」「酢の物」の4品に挑戦。4名の男性参加者に対して、8名の女性援軍が加わって万全の体制をとったが、男性軍はテキスト片手に右往左往だったよし。
 どこの拠点の催しも、料理の腕を上げるという本来の目的より、会員のコミュニケーション上大きな効果があったという報告が相次いでいる。
 本の申し込みは本部料理本担当まで

高畑会長杯 ゴルフコンペ (関西大会)
 今年はベストシーズンの実施です。多数の皆様の参加をお待ちしております
                           (多数賞品あり)。
  日時:10月31日(水)7時50分集合  
          8時16分アウト・イン同時スタート
  場所:比良ゴルフクラブ  
     滋賀県大津市小野1611   077ー573ー1100
   名神「京都東」から湖西バイパス(無料)に入り
                 「真野」ICでおり、20分
     費用:1万1千円(昼食・パーテイ費込み)   70歳以上はゴルフ税免除可
   申込:FAXで(077ー594ー0838)   10月20日〆    びわこ湖西 鎌田光三


  女性の視点   トップニュース      吉田志津子(大分)
 昨秋、親戚の小学3年の女の子を父母のやむを得ぬ用件のために2日間預かった。両親と離れて一人で泊まるのは、幼稚園の「お泊まり保育」以来と言うことで、親子ともども気にしていた。
 私は「3年生だもの、大丈夫、大丈夫」と引き受けた。しかしその日はボランティアの日、留守番させることも考えたが、先方へ問い合わせをし、了解をもらってボランティア先へ連れて行くことにした。施設内でのクラブ活動(折り紙)の指導と介助ボランティアである。
 彼女ははじめは緊張していたが、あちこちから「ここはどう折るんだっけ」とか「ウサギの目を入れて!」との要望に応えて動き回って活躍した。皆さんもひ孫と同じ年頃の子に触れ合うのを楽しんでいる。
 瞬く間に1時間余り経過した。帰りに「またね」「また来てね」といわれ、一人一人と握手して、再会を約束してその場を離れた。
 帰途「百歳のおばあちゃんと握手したことが一番嬉しかった」という。
「おばあちゃんたちね、何回も何回も同じこと聞くんよ」と、目を輝かせながら自分なりにお手伝いができたことに満足した様子を見せた。
 両親は自分たちの都合で学校を休ませたことが気になっていたようだが、ボランティアの体験、高齢の方々と接することが出来たのは「何にも優る貴重な経験だった」と感謝する。年末には今年の一番楽しかったことのトップにこのボランティア体験が上がったそうだ。その後も長距離電話で「社会科の勉強してるんだけど、明治とか大正の道具見たことある?」と質問してくる。イヤだ、私は昭和ですよ、といいながらも「昔のこと教えて」といわれる年になったのだとつくづく思う。
私はボランティアを始めて14年になる。年間90日ほど高齢者福祉施設や幼稚園に出かける。90歳の誕生日を迎えた後逝った夫の母も、結婚当初から37年間生活を共にしてきた。多数の明治大正生まれの方と接し、生き様を拝見してきた。
 卒寿、白寿を迎えようとする高齢の方々は弱々しく見えてもお話しすると端正で凛としたものを感じる。長い年月の苦労を乗り越えて生き抜いてきた1本の筋金のようなものを。
 先日まで賑わいを見せていた「花菖蒲」の姿を見るようだ。


   知ッ得  団塊世代 退職金の使い方
 今月も博報堂エルダービジネス推進室の「第5回ホープサーベイ」の分析の纏めです。今回は団塊世代(58歳〜60歳)の退職金に焦点を当てた調査結果です。(文・白石勝也)

                1 退職金の4割は貯蓄
「退職金は何に使いますか」と尋ねたところ、図@のように貯蓄が約4割を占めています。しかし退職直後は退職金の53%が貯蓄されているという現実があります。
 投資運用は19%を占めますが、退職直後はこの数字は16%です。これは貯蓄をへらしてでも将来に備えようという現れでしょう。
 またローンの返済も退職金の約8%を占めていますが、退職直後は退職金の約16%を充当させる予定、という数字です。これは定年後の生活にかかる費用の目途もついたので、ローンは少し先延ばしでもいいと考えたか、現実には思ったよりローンが少なかったということでしょうか。

2 33%が消費に回る
 定年退職後のお金の使い道としては、男女とも「国内旅行」「趣味」「海外旅行」がトップ3でした。また「薄型テレビなどの家電」や「リフォーム」も男女ともに関心が高くなっています。男女差が見られた項目としては、男性が「車(43・5%)」女性が「エンターテイメント(40・7%)」などです。
 家をリフォームして、薄型テレビなどの家電を買い揃えて、車も新しくしてお出かけという新しいライフスタイルの始まりが伺えます。(図3)
3ヨーロッパが人気
 男女とも関心の高い「国内旅行」「海外旅行」ですが、地域別に見ると、国内は「北海道(79・7%)」「沖縄(67・5%)」、海外は「ヨーロッパ(84・6)」に人気が集中しています。
 また海外は、近場のアジアよりも遠い欧米が上位に並んでいます。
 定年退職をしてお金と時間の余裕が出てきたからこそ、国内のリゾート地でのんびり寛いだり、若い頃に憧れていた映画の世界に浸るためにヨーロッパの国が真っ先に選ばれたのでしょう。 

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