2007年2月号 4面
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           読者の広場
        ◎随筆   みんなで筋トレ     奥本志朗(岡山日生)

 高齢者の60%は腰痛、膝痛などに悩まされていると言われています。二重腰で歩いているお年寄りに出会うと、胸が痛みます。このような状態は「寝たきり」につながる可能性があります。病院に行っても鎮痛剤などの一時抑えの処置しかしてくれません。私の体験では根気強く、半年、一年のスタンスで、自力で治す以外に方法はないと思います。厚労省が推薦した「マシンによる筋トレ」も、どうも結果が思わしくありません。そこで私は「寝ころんで筋トレ」を開発することになりました。これは、いつでも、どこでも(ふとんの中でも)、だれでも(高齢でも、腰痛などがあっても)やれて、素晴らしい効果が期待できる自力療法です。18年間の脚のむくみと疼痛が完治した例さえあります。生きる意欲が湧いてくるのも見落とせません。くわしくは本誌101号に紹介された拙著『寝ころんで筋トレ』をご覧ください。
 誰もがPPK(ぴんぴんころり)で死にたいと言います。そのためには、自分のからだは自分で健康にすることが第一です。「寝ころんで筋トレ」の継続は「寝たきり予防」に最適です。しかし、意志強固な人はともかく「一人で筋トレ」を続けるのは難いようです。
 そこで私はナルクのサークル活動の一つとして10人〜30人のグループで、毎週1回(できれば2回)定期的に「みんなで筋トレ」をやられることをお薦めします。そうすれば連帯感が生まれ、励みが出て、家庭での「ひとりで筋トレ」も習慣化されやすく、お互いの切磋琢磨によって素晴らしい効果が現れるでしょう。クチコミで「みんなで筋トレ」の効果が伝わり、ナルクの会員が増加したという例もあります。「みんなで筋トレ」をやって、元気にボランティア活動を続け、与えられた人生を輝いて生きようではありませんか。

                北から南から
               ◎中標津     事務所が決まったよ

 中標津 事務所が決まったよ 昨年10月拠点が設立され、11月から活動を開始した同拠点の事務所が決まった。=写真。
事務所は「伝成館」と言う建物の1画12坪。この建物は昭和2年に北海道根釧農業試験場として建てられたが、このたび取り壊しの運命にあったところ、歴史的価値がある建物の保存をすべく町の有志が立ち上がり、NPO法人伝成館まちづくり協議会を発足させ、運営保存していくことが決まったという由緒ある建物である。
 

               ◎栃 木      結成五回目の公演
                               
  11月7日、「アットホームさくら」で、「とちの実演芸一座」の第5回公演を行った。出し物は、詩吟・民謡・日本舞踊・歌謡曲・マジック・紙きり。始めに施設長から一座の紹介の後、拠点副代表からあいさつに含めてナルクの活動について話があった。プログラムに沿って、詩吟民謡、歌謡曲、日本舞踊、マジック、紙きりと。施設側からの飛び入りもあり、アカペラでの歌もあった。施設にお集まりの皆さんには喜んでいただいた。今回はナルク会員11人が協力したがこれからもボランティアを通じて、少しでも皆さんのお役に立てればと思い、ナルク一座を続ける意向。

               ◎亀 岡      歩こう会

 
 11月27日、前日からの激しい雨でほとんど諦めていたところ、当日朝には止み、降水確率10%ということで、13人が集まった。南禅寺・永観堂・法然院・真如堂と京都市内の紅葉の名所を歩くコースなので、多くの人出を覚悟していたが、雨上がりが幸いしたのか、たいした混雑もなくゆっくりと見物できた。どこも見ごろで、赤や黄色と鮮やかに染まった木々を古の都人になった気分で堪能した。手入れの行き届いた庭、歴史を物語り人々を和ませる多くの寺や風景・・・。一同、京都の近くに住む幸せを改めて実感した。


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