2007年1月号 4面
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               読者の広場
 
          さんま 

    今夜のおかずはお魚にしよう
    さしみがいいのか
    鯖のみそ煮がいいのか          

             秋だから
             サンマの塩焼きも美味しそうだ
             売り場の台の上に
             並べてあるお魚を眺める
    
    ふと耳元で小さな声がする
    「サンマを焼くってこと 
    私を火で焼くことなの」
    サンマは 半分身を起こして言った   
             
             あれっ
             ハッと我に返ると
             サンマは何事もなく 長く横になって
    
    わたしは魚売り場を足早に去り
    今日はお肉にしようと
    お肉売り場の方に向かった
                                    由希 (びわこ湖西)
     道路運送法による登録又は許可を
           必要としない助け合い移送の類型

          2006年9月29日
             さわやか福祉財団理事長
                         堀田 力

 1 本日付で国土交通省の旅客課長は、各地方運輸局自動車交通部長及び沖縄総合事務局運輸部長に宛て、「道路運送法における登録又は許可を要しない運送の態様について」と題する事務連絡文書を発出しました。
 この事務連絡文書により、当財団が、NPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブなどと協力して国土交通省に対し働きかけてきた「自由に行うことのできる助け合い移送の類型の確認」が実現しました。
 2 この事務連絡文書により登録又は許可を要せず、自由に行えることが確認された助け合い移送の類型は次の通りです。

[A類型] 
 助け合い移送に対して支払われる対価の類が実際の運送に要したガソリン代、道路使用量、駐車場代に限定されている類型
(解説)
 国土交通省は依然として、運送に対して何らかの金品を受領すれば、有償運送として取り締まりの対象になるという解釈に立っていますが、従来「任意の謝礼」としての金品の受領は例外としていました。今回これに加えて「任意の助け合い等による移送制約者の移送等の活動に対して支払われる対価の額が、実際の運送に要したガソリン代、道路使用料、駐車場代に限定されている場合」を「社会通念」に照らし、登録不要という見解を示しました。

[B類型]
 助け合い移送に対する謝礼を時間通貨の交付によって表す類型

[C類型]
 団体が外出支援を含む各種のふれあい、助け合いの活動を行っており、団体又は個人の自家用車による移送が外出支援の一つの手段として行われている場合において、活動に対する謝礼金の基準額が定められているが、その額が移送をした場合であると否とに関わらず同額である類型
(解説)ふれあいボランティア活動に対する謝礼金(時間預託の場合を含む)の基準額は連携団体の場合、最低賃金以下に設定されているので、これが運送の対価を兼ねることはあり得ません。従って運送は対価無しに行われるので有償ではありません。

[D類型]
 団体又は個人の自家用車(福祉車両、セダン等)を用いて会員のためデイサービス等への移送を行う運転者が、団体から給与、報酬、謝礼等を受け取り、また団体がガソリン代を負担している場合であっても、利用会員から移送に対応する対価を受け取らない類型
3 事務連絡文書では明示されていませんが、その趣旨から自由に行えると解される助け合い移送の類型は次の通りです。

[E類型]

 団体が外出支援を含む各種のふれあい・助け合いの活動を行っており、団体又は個人の自家用車による移送が外出支援の一つの手段として行われる場合において、活動に対する謝礼金の基準額のほか、運送に対する実費を負担する基準額が定められているものの、その実費がガソリン代、道路使用料、駐車場代にとどまっている類型

[F類型]
 D類型の場合であって、利用会員からガソリン代、道路使用料、及び駐車場代の範囲で実費を受領する類型

(ナルク本部の解説)
 ナルクの移送はAに該当します。我々は5月に国会まで出向き、統一請願行動を起こしましたが、この堀田理事長の文書の通りに一応の決着を見ましたのでお知らせします。
                                 (副会長・田邊榮一郎)
                     北から南から
 かずさ
 実りの秋11月4日、花壇・菜園同好会は、君津緩衝緑地キャプ場で、「さつまいも収穫祭」を行った
 この会は会員間の交流を深め、土に親しみ収穫を祝うことを目的に5月に発足した。最初は手っ取り早く、手がかからないで収穫が確実にできるサツマイモを選択した。早速6月にさつまいもの苗を植えつけた。苗は順調に成長し、途中で3回の除草、蔓返しを行い秋の収穫期をむかえた。10月中旬にためし掘りを行うと手ごたえは十分だったので、待望の芋ほりを行った。
 当日は、子ども5人を含む会員34人は、秋の澄み切った青空の下、4つの窯「石焼いも窯」「トン汁窯」「ホイル焼きいも窯」「薄焼きいも窯」を担当し、おいしい焼きイモ類ができ上がり、熱々の芋をほおばった。食後は定番のビンゴゲーム、景品は取れたてサツマイモ、お腹も心も「満腹」。みんな仲良く実りの秋を堪能した一日だった。
 
 高槻・島本 摂津峡クリーンアップ
 11月12日、紅葉の始まった北摂の景勝地「摂津峡」と桜公園の清掃活動を行った。
伝統的この行事も21回目となり、この日も23名が参加した。清掃活動の強化で近年ゴミの量は減っているのはうれしいこと。作業の後は近くの「美人湯・祥風苑」で食事と入浴でリラックス。

 寝屋川・四条畷                 
 「大人になったらぜひナルク」 10月28、29日、「2006フェット・エスポアール」が開催された。屋台村部会にうどん店を出店。秋晴れのもと、うどん店には会員56人
(延べ79人)が手伝い、大きなトラブルもなく楽しみながら成功裡に終了した。大勢の会員の協力に感謝。ギャラリー部会では写真展に多くの作品の出展があり、参加の皆さんに喜んでいただいた。来店した小学生の素朴な質問、「ナルクのうどんって何が入っているの?」「揚げと蒲鉾とネギのきつねうどんです!」=写真。「大人になったらぜひナルクに入会してくださいね!」

 堺 雨の中のウオーキング
 11月18日、参加者12人は嵐山方面に出発した。電車を降りると予報通り、晩秋の雨だった。濡れて歩くほどの色気もなく、したたり落ちる滴を友に嵐山から清滝、高尾コース約13キロのスタートとなった。雨に洗われた渡月橋を過ぎ、天気ならば一層美しいと思われる紅葉を楽しむ余裕を持ちながら、ひたすら高尾を目指し歩いた。雨とはいえ、日曜日のこと、このコースの有名寺院の化野念仏寺、神護寺等々では雨に負けない参詣の方々を多く見た。当方は時間が気になるため、素通りで高尾までの道のりを歩いた。
 
 神戸 ふれあい遠足
 10月17・18日の両日、「サンライフ魚崎デイサービス」利用の皆さんと、花鳥園へ車椅子などで3名ずつ参加した。ベコニアの花いっぱいの下で、洒落たお重の弁当(栗ご飯)を食べた後、早速園内を散策。国内最大規模の池に色とりどりのスイレンが咲いている。鳥と遊べるふれ合いの空間では、手に乗って餌をねだる小鳥に餌を与え、フクロウとのふれ合いコーナでは、日本では見られない珍しいフクロウを見学し、フクロウの飛行ショーを見た。花と鳥に囲まれて、童心に帰ったかのような明るい皆の笑顔を見ていると、私たちも幸せを貰っている思いがして、誰もが心を和ませた大変楽しい一日だった。
 土佐・安田 僕もボランティアしているよ! 近年の核家族化に伴い、仕事をしている両親にとっては、おじいちゃん、おばあちゃん達の応援が得られず、子育てが大変な状況。ナルク会員は、安田市のボランティアセンターに設けられた「デイサービスセンターたいよう」で働く看護師やお母さん方の子育ての手助けを週2〜3回している。その中に快里くん(1歳6ヵ月)がいる。彼はこのセンターの人気者で、ここに来ているお年寄りの心を大変和ませてくれている。快里くんは小さくてもちゃんとボランティアをしてくれている。人と人との交わりの中で、お互いに支え、支えられ、これこそナルクの理念。

 福岡 ケアメイクサービス (南地区ケアメイクメンバー)
 ホームの玄関を入る時は、メークを希望してくれる人がいるかしら?と不安であったが、「シワが目立たないように・・」「10歳若く見えるようにお願いします」と張り切って椅子に座られる人が来てヤレヤレ。思わず踊り出す95歳のご婦人からスタート。それからは希望者が続出!待時間にハンドマッサージをすると、「気持ちいいね〜」との声。私たちも腕によりを掛けてメークを終了。薄化粧ながら明るく華やかさを感じる仕上がりにニッコリ、それを見た施設長が「こんなに明るいみんなの顔は久しぶり。ぜひ他の施設でもお願いします」と嬉しい反応だった。

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