2006年12月号 2面
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    ナルク北海道福祉調査センター旗揚げ

 本年5月のナルク本部総会で北海道内各拠点代表が大阪や神奈川での「福祉調査センター」の活動状況を耳にして、早速北海道庁はじめ関係行政機関や道内のNPO団体からの情報収集に動き出した。
 また本年3月、北海道庁が開催した「介護サービス情報の公表」に関わる調査員の養成研修に函館拠点から4名の会員が受講し、調査員資格を取得した。さらに10月に、道庁の委託を受けたNPO団体が主催する「認知症高齢者グループホーム外部評価」の調査員養成研修を5拠点から23名の会員が受講した。
 時機到来!ということで10月11日に本部から寺井事務局長、青木理事を招き、道内7拠点の代表などが札幌に集まって「ナルク北海道福祉調査センター」を立ち上げ、同センターの代表、事務局長など運営の中心となる役割を決定した。
 今後は同センターの具体的推進について協議を進めるとともに、道庁から各種指定調査機関募集の動きがあれば、いつでも応募できる体制を固めていくこととしている。

                     来年4月を目途
       千葉もセンター設立を決定

 ナルク千葉 県拠点連絡協 議会は「福祉 調査センター」 の設立に関し 昨年7月以降、 既に活動して いる神奈川 の経過と現状 についてレク チャーを受け、情報収集に努めてきた。
 本年3月の連絡協議会で小委員会を設置しメンバー4名(千葉・かずさ・船橋・東葛拠点)を決定し、東葛拠点の西村代表を委員長に選出した。
 6月には行政から「千葉県の福祉サービス第三者評価・情報公開の検討結果」説明があった。
 10月9日のナルク本部の説明会後、直ちに連絡協議会を開催。「福祉サービス第三者評価機関」への参入と「ナルク千葉福祉調査センター」を千葉県ナルクとして一本の組織で設立することを確認した。
 設立準備委員会は小委員会メンバーに茂原・市川拠点を加え6名とし、委員長に西村寿紀氏を選出=写真。事業開始2007年4月を目途に、来年1月以降の認証手続きや設立総会・役員選出・資金調達を進めていくことになった。
 今回設立する機関は、福祉サービス第三者評価事業で保育所・児童養護施設・乳児院・障害者福祉サービスが評価対象だが、今後は介護サービスを評価対象に拡大する予定。近い将来、「介護サービスの情報公表」そして「認知症高齢者グループホーム外部評価」それらの指定が得られるよう努力していく。
                                      (かずさ・丹村喜維) 
                       女性の視点
                    握手できる自分に
                                      樋口 シゲ(八戸)

 「自分自身と握手」と書かれた本を読んだことがある。日常の仕事、生活の中でいろいろな問題に突き当たるが自分に握手できる行動ならば何も、心配しないで進もうと。
 その本を読んだとき、すごい勇気をもらった気がした。自分を好きな自分になれば、自分が言われたら嬉しい言葉を使うことで、相手の嬉しそうな顔が見られるが、万事こうはいかない。自分が楽しくなければ相手もきっと楽しくないと思う。
 こんなことがあった。    
 その日は私の番で、特に時間の指定のない活動で入院患者の話し相手をすることだった。家を出て少し経った頃、土砂降りの雨が降ってきた。 ワイパーも間に合わないほどで視界も非常に悪い、スピードを緩めソロソロ走った。途中の道路は冠水していた、病院の駐車場のゲートを入った途端に
雨がピタッと止み、晴れた。なんということだろう。
 一時間後の帰り道はもう乾いていた。綺麗な夕日が出ていた。ひとり車のなかで「ありがとうー」と叫んだ。ただ雨が止んだことだけなのに感謝できる、そんな自分がいる。
 また炎天の畑に草取りをしていると、なんと二匹のカメムシが前を通った。この暑さに対でなくとも、と思った途端短歌の材料になった。ちょっと嬉しくなった。(そのときを詠んだ歌は自己満足に他ならない)
 いつもこんな調子の自分であるが、落ちることもある、そんな時、こんな歌を詠んだ
  ○ 言わなけりゃいいのに言ってしまつたの  
                  嫌いな自分が鏡に映る
 この歌のできばえに「ほっ」としてまた、いい自分がいる。いい加減な自分もいるし、棚に上げて置くのもいっぱいあるが、やっぱり自分が好きだ。自分に握手できる自分がいる。
 でも蓬の花粉でグジュグジュしているのも辛い。
         第37回理事会開催

 10月26日(木)13時から大阪中央区のドーンセンターで第37回の理事会が開催された。
 席上、本年上期の事業報告、上期決算報告、福祉調査センターの現状報告が行われ、時間預託、寄付金問題、移送問題などが審議された。
 昨年上期に比べ「拠点の設立」は大きく増加、SN東京、鳥取S拠点といった違う形態の拠点が出来たのも特徴。特筆すべきことは各地で福祉調査センターが設立され活動を開始したことであろう。
         本部スタッフ募集
 
 週に2,3日本部事務所(大阪市中央区常盤町・地下鉄谷町4丁目下車・徒歩5分)へスタッフとしてきていただける会員を求めています。
 お願いする業務はユニフォームの注文処理、拠点宛各種文書の発送、会員外からの資料請求対応、拠点からの報告書類の管理とパソコン入力、入会処理業務と生活研究アドバイザー業務のアシストなど。
 協力いただける方は本部寺井事務局長までお電話ください。

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