2006年9月号  3面
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怒りの声募集!    高齢者の声を
                反映させよう

住民税が3倍になった! 健康保険料も2倍に

毎年6月に住民税、健康保険料の決定通知が来るが、今年は住民税の見直しで、従来の2倍、3倍という通知が来たという高齢者が多い。国民健康保険料も大きく上がり、大阪市のように算定方法を見直した所もあり大幅値上げが高齢者を直撃している。 
 これは税制改正により65歳以上に適用されていた控除が廃止、もしくは縮小されたためだが、1割2割の値上げなら分かるが、2倍3倍という値上げは納得がいかないというのが大方の意見のようだ。
 
加えて介護保険料も予定通り値上げされ、医療費も上がり、家計に与える影響は深刻だ。
 編集委員会では今回の値上げに対する怒りの声を全国から募集、特集を組む予定でいる。怒りの声が多ければ、各政党に公開質問状を出す計画もある。
 なるべく400字以内で、ナルク本部「編集委員会」宛てに8月末日までに多数寄せていただきたい。皆の力で政治を変えよう。

記者レポート

ひたち ビーチクリーン・キャンペーン

 「名も知らぬ遠き島より、流れよる椰子の実一つ・・・」
 ご存じ島崎藤村の「椰子の実」はこの近くの海岸を歌った曲である。今年も7月8日と9日早朝から12名が参加して、河原子海岸と水木海岸の清掃を行った=写真。 昨年は海草の残骸が大半だったが、今年は3キロメートル離れているのに、どちらの海岸も殆んどがヨシズのくずだった。
 どうしてヨシズのくずが海岸一面に打ち上げられているのかは謎。来年は何が流れてくるか、楽しみだ。

   (佐川せつ美)

筑 豊 映画サロン誕生

 最近映画館に行ったことがない、という人が多いのでは。とくに一人で映画を見に行く機会はなかなかありませんね。
 そこで我が拠点では「みんなで映画を見に行こう」というサロンを立ち上げました。
 飯塚の某映画館に賛助会員となっていただき、サロンの会員は千円で映画を見れるように交渉しました。
 映画を楽しんだ後は、2階の居酒屋で映画の感想などを語り合います。きっと話が弾み、ナルクのこと、最近の世相にまで話が発展することと思います。
 これも一つの自立活動と思い、力を入れていきます。如何ですかあなたの拠点でも。

    (池田静子)

拠点リレー訪問Q

ナルクながの訪問記
 訪問予定だった7月18日は、長野県で大雨が降り、やむなく中断。その間岡谷市などで大きな災害が起きました。天候が回復した26日に改めて訪問しましたが快晴で豪雨が嘘の様な好天気、しかし中央線沿線では濁流が流れ、近くに迫る山々には土砂崩れが散見され、駅の構内にも土砂が流れ込んだ跡が残っていて大雨の怖さを感じたことでし
た。
でも林檎や葡萄の畑でもう青い実が大きくなっているのどかな風景が広がっていてほっとしました。
 さて、長野県には「東信州・みよた」、「信州・さかき」、「信州・まつもとだいら」の合わせて4拠点がありましたが6月に「NALC飯山」が新しく誕生、現在5拠点が活動しています。
 「ナルクながの」は原田代表、岡田、大平(おおだいら)両副代表が中心になって2006年6月に101番目の拠点として誕生し長野市を中心に活動しています。2年間ではやくも設立時の会員50名から会員120名、70所帯に成長しています。
 原田代表の『活動の活性化は会員同士の親睦から』という方針でお花見、ゴルフ、忘年会なども盛んに開催していますが、時間預託活動では草取り、庭木選定、年賀状作成などのほか長野らしく「りんごの袋はずし」もあり、奉仕活動は車椅子ボランティアでお花見、紅葉狩
りや
長野市(中央通り)の歩行者天国の後の清掃など、色々チャレンジされています。
 しかし、活動時間数がまだ少ないのでもっと増やしていくことが大きな目標です。
 そのほかの大変特徴のある活動を幾つか挙げましょう。

〇福祉的環境整備まちづくり報告 
 高齢者疑似体験や福祉的環境整備まちづくり実態調査などを行って、ユニバーサルデザインを「まちづくり」の基本に!と提案、段差の解消、点字ブロックの設置場所、「物を置かない」の表示板などを具体的にマップで示しての提言などで、長野市から17年度の補助金を受けました。
 この活動で行政の信頼を得られ、今後の「ナルクながの」の活動に大いに役立つことになると思います。

〇「ふれあい教室」
 寝たきりにならないで元気で「健康寿命を延ばそう、そして笑える人になろう」という主旨で昨年度まで長野市の主催だった「ふれあいリハビリ教室」を「ナルクながの」の「ふれあい教室」として再発足、毎月2回65歳から85歳の約20名の方々とともに篠ノ井公民館で開いています。座ったままで音楽に合わせて実施する神経の分散を目的にした有酸素運動、健康体操を前半1時間、後半1時間は健康マージャン、折り紙、手編み、オカリナ、など好きなことをして頂いて元気になって帰っていただくユニークな活動です。

○福祉情報  
「介護サービスの情報公開」に関しても、縣から指定調査機関として認定を受け、9月から調査活動が始まります。当面は7名の調査員でスタートしますが将来は、全県的に調査員を配置し、長野県内の各拠点の財政基盤確立に役立てたいと考えています。

○悩みは事務所
 このように「ナルクながの」は様々な活動を精力的に着実に企画し実行している活力ある拠点ですが悩みは小さすぎる事務所です。長野市が提供している共同事務所の一角の事務所はちょっと小さい。次の発展のために事務所の獲得の手を打っているとの原田代表の頼もしいお話を聞いて一安心、「ナルクながの」の今後の発展を確信して帰途につきました。   

○悩みは事務所
 このように「ナルクながの」は様々な活動を精力的に着実に企画し実行している活力ある拠点ですが悩みは小さすぎる事務所です。長野市が提供している共同事務所の一角の事務所はちょっと小さい。次の発展のために事務所の獲得の手を打っているとの原田代表の頼もしいお話を聞いて一安心、「ナルクながの」の今後の発展を確信して帰途につきました。   

(野村文夫)

おもしろ京都学

 嵐山の堰川にかかる「渡月橋」は、嵐橋とも呼ばれ周辺の風光明媚な景色に見事に調和しています。 平安時代の初めに空海の弟子の道昌によってかけられた当時は、朱塗りで法輪寺橋とも呼ばれていました。
「渡月橋」という名は、亀山上皇が夜空の月がさながら橋を渡るように見えるさまを見て「くまなき月の渡るに似る」と感嘆したことによります。実際に大堰川の左岸を渡月橋の少し上流から見ると、月は橋の左手からのぼり、段々と高さを増しながら、ゆっくりと橋を渡って行くように見えます。   たまには京にお越しやす。

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