2007年7月号  4面
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読者の広場

  俳 句    4月入選作(茂原)

         椎若葉 いすみの里を明るくす       (千世子)
         春田打ち 始めたるらし川濁り        (武男)
         おにぎりも 食べ新緑も味わえり      (徳弥)
         藤の花 古道の木立掩ひけり        (暁)
         春雨や 桂林の嶺雲に浮く          (光)
         先輩の 後ろに駆ける新入生        (美恵子)
         里山の 一歩一景草萌ゆる         (コウ)
         葉桜や記帳して入る美術館         (金子)
         尾をたれて 風待つ里の鯉のぼり      (広)
         鼓草絮毛も遊ぶ風の道            (佐代子)
         池の鯉 水音たてて花見かな        (ハル子)
         鳴き止みて 礫の如く雲雀落つ       (光夫)

  随 想

    TBSの取材を受けて        横浜 後アキ子
 ナルクの活動は全国ネットを活用した「遠距離介護」が特徴の1つで、これまで度々テレビでも報道されてきました。
 今回は私たちの活動がTBSの「金スマ」で取り上げられました。月に2,3回茅ヶ崎で一人暮らしをされている会員のお母様を介助に参りますが、その模様が電波に乗ったのです。今回はコミュニティバスに乗って「開高健記念館」に行ってきましたが、その時の模様とか、私が行っている施設での活動、海外旅行中の犬の世話なども映像で紹介されました。
 茅ヶ崎の利用者の方は私の老後の理想のモデルの方で、介護と言うよりは、私が楽しみながら勉強させていただいています。

   子どもたちの囲碁大会に参加して   銚子 斉藤勝巳
 
関東地方で一番早い桜の開花宣言があった日に、私たち一行14名は市ヶ谷に降り立ち、「ジュニア本因坊戦・東日本地区予選」に参加すべく、日本囲碁界の総本山である日本棋院を目指しました。
 旭市「子ども囲碁教室」は市の社会教育課の要請で3年前にスタートしました。私は自分自身の自立活動と将来のナルクの会員増に結びつけばと思い、そこの世話役を買って出ました。
 囲碁というゲームの面白さ、楽しさを子どもたちに伝え、子どもたちの居場所作りに役立ちたいという思いからでした。
 教える側は市内の2つの囲碁会の有志7名が当番制で務めます。
1ヵ月に2回のペースで土曜日の午前中、ビデオ、紙上ドリル、大盤解説など工夫をしながら続けてきました。
 お隣の韓国には囲碁の学校が1000以上もあってかなりの人気です。中国でも国を挙げて普及に取り組んでいるようです。日本ではアニメ「ヒカルの碁」で子どもの囲碁ブームに火がつきましたが、最近はやや下火になった感があります。
 さて日本棋院での予選大会、参加者800名、私たちの出場する初級クラスは300名の激戦です。
 結果は4名のトータルで9勝12敗でした。多くの課題を抱えながら続けてきた教室としては十分すぎる成績でした。子どもたちもプロ棋士(山下敬吾棋聖)から賞品をもらい、これからも続けたいと張り切っておりました。
 靖国神社の桜並木は蕾が一杯で、私もほのぼのとした気分を味わうことができました。
 
   拠点リーダー養成講座で学んだこと    吹田 仲川昌宏
  3月6日、篠山のユニトピアで開かれた第2回拠点リーダー養成講座に参加しました。
 講座の目的は次代の拠点リーダーを養成することで北は旭川から南は福岡まで、全国から32名が参加しました。 2日間の研修の内容は高畑会長の基調講演(予定を1時間もオーバーする熱演)、田邊副会長と青木常務理事の「ボランティア活動と収益事業」、藤岡副会長と西村理事の「コーディネーターの役割と活動の実際」とナルクの基礎から実務まで盛りたくさんでした。
 初日の夜は全員参加の交流会(会費3千円)の後、3分科会に分かれ、「拠点の課題と私の考え」をテーマにフリートークが行われました。拠点によって違いはあるものの、問題や悩みを持ちながら活動している様子がよく分かりました。
 研修の中で強調されたのは
 @組織が大きくなり活動が広がるほど理念(自立・奉仕・助け合い)が忘れがちになる。
 A会の運営費を賄うため収益事業を増やさなければならないが基本はボランティア活動である。
 B介護保険の給付が減り、助け合いのニーズが増えているので、社協や地域包括支援センターなどから情報を集めること。などでした。
 多くの仲間と知り合え、ナルクが信頼できる組織であることを改めて実感できました。

記者レポート

 [びわこ彦根]
  ナルクの館 お披露目
 4月25日彦根に「ナルクの館」がオープンした。これは彦根市が進める「各小学校区に一つの宅老所を」という介護予防運動の一環で市としては8番目の「やすらぎふれあいの館」となる。
 当日は市の介護福祉課長や地域包括支援センター次長、ナルク側からは高畑会長ほか県内の拠点代表等が参加、賑やかに開所式を行った。佐々代表は「ナルク彦根は発足したばかりでまだ小さな拠点ですが、この館を本拠地として本年度中に会員100人を目指して頑張っていきたい」と挨拶した。    (木下二二男)

 [富田林]
  青パと誕生
 このほど下校時見守り活動を続けるナルクの会員の車2台にウサギ型の青色回転灯を取り付け、パトロールに使用することになった=写真。
 5月17日、その出発式が高野辺台小学校で行われ、在校生に加え市の関係者、マスコミ取材陣も多く訪れ、賑やかなセレモニーとなった。なお運転するナルクの会員ら有志20人は改めて府警の講習を受けたという。
    (久保義和)

 [茂原]
  エコクラフトで子育て支援
 茂原いちごの会は、子育てに忙しいお母さんに「エコクラフトをしませんか」と呼びかけている。
 エコクラフトとは梱包用の紙紐を使って籠や小物入れを作る工作作業(材料費一〇〇円)。お母さんたちは楽しくストレスを発散しながらお互いに子育て情報の交換をする。子どもたちにはナルクのスタッフが絵本を読んだり、お話しを聞かせたり、紙人形を見せたり楽しい時間を過ごしてもらう。
 6月13日から事務所2階で始まったが大好評。(渡辺光夫)

 [北海道千歳]
  復興の森作りにナルクも参加
 平成16年秋、大きな台風が北海道を襲い、支笏洞爺国定公園内の樽前山麓に広がる美しい樹海が何本も根こそぎ倒され、大きな被害を受けた。
 このほど大手スーパーが店頭に置いた「緑の基金箱」を財源に復興の森作りとして「10万本のアカエゾ松を植えて育てよう」という運動を起こした。千歳拠点もこの運動に拠点として積極的に加わろうと、5月20日、数人のメンバーが駆けつけた=写真。
 ナルクに割り当てられた場所は標高1040bの樽前山麓の一角。そこにアカエゾ松の苗木400本を植えた。
 いま北海道は山菜の時期、ワラビ、コゴミ、タラの芽などに歓声を上げ、支笏湖を望む温泉で汗を流し「地球温暖化に少しでも貢献できた」と満足の1日だった。 (小西良夫)

 [びわこ南東]
  カヤック教室開催
 カヤックというのはカヌーの一種ですが、水が入りにくいように上面に覆いがあるボートです。パドルを使って前向きに漕ぎます。法律の規制もほとんどないので、他の方法では近づけないような場所にも容易に行くことができます。
 当拠点ではこのカヤックのミニツアーを兼ねた教室を開催します。
 7月11日10時半、JR湖西線「蓬莱駅」南600メートルの「BSCウォータースポーツセンターへ集まってください。駐車場もあります。参加費5250円です。水に濡れても良い格好と靴、着換えをご用意ください。
お問い合せは門脇迄。T&F077ー534ー3571kadowaki@hi-ho.ne.jp   (門脇宣孝)

 [函館]
  函館観光は預託点数でどうぞ
 全国のナルクの皆さん、預託点数を使って観光スポット一杯の函館に遊びに来てください。私たち拠点のメンバーが心を込めておもてなしを致します。
・函館観光ガイド
   2時間:点数2点    車付きの場合は1キロ30円加算
・特産品の紹介、観光のお問い合わせなどお気軽にどうぞ。6月1日から実施しております。
・事前連絡はFAXでお願いします。  0138-31-2048 
〒040ー0012函館市時任町12ー23ナルク函館はまなす事務局長 鎌田佳勝

 [高槻・島本]
  ナルク活動フェスタ開催
 7月12日13時から16日17時までの5日間、JR高槻駅南口にある「高槻市総合市民交流センター1階・多目的ルーム」で会員の絵画・陶芸・絵手紙・写真などの作品展を行います。同時にナルクの時間預託活動と奉仕活動の状況を写真パネル等を展示して団塊世代のみならず、若い方々にもボランティアへの関心を持っていただき、会員の加入促進を行います。
 当日「エンディングノート」や「お父さんには初めての料理」の即売も実施します。
                                  (田中雪夫)

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