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本年度中に日光・今市が独立
D栃木のケース
ナルク栃木は平成11年2月に全国47番目の拠点として設立された。設立総会で高野初代代表は「栃木県のこれからの少子高齢化社会に対応するために、県内10拠点・1000名会員構想」を提議した。
拠点運営が軌道に乗った時点で県内を3ブロック(県央・県北・県南)に分け地区毎に2名以上の運営委員を配置し、独自の運営管理を行った結果、平成14年に「ナルク小山」、平成15年に「ナルクなすの」が分離独立し、それに呼応して平成16年に「ナルク足利」が設立された。さらに本年度中にナルク日光・今市の分離独立に向けて取り組んでいる。
結城副代表は「ナルク栃木は諸般の社会的要請に適確に応えるために会員を増やし、県内全域にネットワークを広げている。とくに災害時避難が困難な方への『ナルク近隣ネット』や経済的要支援者に対する『善意銀行』の取り組みは各方面から注目を集めている。拠点構想への道のりはまだまだだが、着実に前進している」と語っている。
このように栃木でも大きな構想の下、自主運営を基本としたブロック制を早くから取り入れ、具体的な活動を全員稼働で展開することにより、県内会員は700名を凌駕しており、10拠点構想に向けて着実に進んでいる。ここでも分離独立にはブロック制が有効なことが顕著に証明されている。
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ナルク市川訪問記
一%の支援を一〇〇%の市民に
拠点設立は平成16年5月、いきさつは本紙前月号「300拠点を目指して」に記載の通りです。独立して3年にしかなりませんが、30人だった会員が110人と順調に伸びています。人口46万の市川市がエリアの中心です。
「まずはナルクの素晴らしさを市民に知っていただくことを活動の基本にしています」と、桑原磐男代表・小林繁夫事務局長をはじめ集まってくださった全メンバーが異口同音におっしゃっております。具体的には「ナルク市川公開講座」の名の下に全活動を市民に開放しているのがこの拠点の最大の特徴です。
事務所はJR市川駅から徒歩3分、代表の自宅半地下部分です。しかし専用の入り口があり、完全に独立した10畳ぐらいのスペースが確保されています。IT機器も完備され、市民も参加する囲碁や健康麻雀もここで行います。
公開講座の中身は多彩です。ボランティア活動を行うために必要な「救急救命講座」「認知症予防講座」「高齢者疑似体験講座」、自立を支援する「健康体操教室」「親子リクリエーション」「太極拳教室」「ナルクうたごえふれ愛ローズ」などが主なものです。
これらの活動は時間預託活動や奉仕活動とは別に、年間約40万円の事業として行っており、そのうちの半額20万円を市の支援制度に応募し、獲得しています。
これは市民が選ぶ市民活動支援「1%支援制度」と呼ばれるもので、市川が全国ではじめて実施し、他の自治体・NPO関係・マスコミから大変注目を集めている制度です。ボランティア団体やNPOなどが行う活動に対して納税者である市民が「支援したい団体を3つ選んで市民税額の1%をその団体の支援に当てる」というシステムです。
ナルクの各講座・教室はいずれも人気が高いのですが、中でも歌声喫茶「ふれ愛ローズ」は毎回100人以上が集まる人気イベントです。
2ヵ月に1度開催していますが、早いもので、もう15回を数えました。
参加費はお茶とお菓子が付いて500円です。もちろんお世話をするナルクの会員も市民と同じように負担します。
ピアノ伴奏に合わせて童謡、唱歌に始まりフォークソング、懐メロなど皆のリクエストを中心に色々な歌を百人が大合唱します。お腹から大きな声を出せば日頃のストレスもたちまち解消です。
送迎・家事援助・庭掃除などの時間預託活動も順調に増加していますが、会員同士が親しくなるためには「生き甲斐づくり活動も欠かせない、その中から会の運営を担う会員も育ってくる」と、役員の皆さんはお考えのようです。「市内には約80のボランティア団体がありますが、殆どの団体は女性が中心で、活動は一方通行になりがちです。その点ナルクは男性が40%もおりますので双方向性の助け合いを目指す団体としてアピールできやすいのです」と、金子まち子副代表はおっしゃいます。
「私たちナルク市川はボランティア団体にありがちな、何かをしてあげるという意識を強調した団体ではありません。市民と共に歩むことを大切にし相互扶助の輪を広げることができればそれが最大の社会貢献と考えています」と桑原代表が締めくくってくれました。(日比野昌弘)
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入賞作品決まる
ナルクではエンディングノートにまつわるエピソードを公募していたが、締め切り日の3月末日までに約百作品が集まったので去る4月20日、高畑会長を審査委員長に審査会を開催、次の入選作を決定した。(敬称略)
- 【最優秀作品】
- 「星や風になって」 矢口利子(今治市)
- 【優秀作品】
- 「大切な宝物」 長谷川知子(豊田市)
- 「託す」 石原尚子(広島市)
そのほか船橋の長坂さんをはじめ20名の方が入賞された。
最優秀に選ばれた矢口さんには賞金3万円が贈られたが、審査にあたった高畑会長は「公募作品はどれをとっても文章が巧みで、話の構成にも工夫がなされ、全ての作品を読み終えるのに全く苦痛や退屈を感じなかった。
祖父母・父母・夫と様々な別れの描写、その中で語られる最期の言葉・・・名小説のように綴られているものばかりで、序列をつけるのに苦労をしたが、その中から、子供のいない老夫婦が、自分たちが死んだ後のことを自然体で話し合う矢口利子さんの『星や風になって』を最優秀作品に、難産の末、生まれた未熟児とともに入院している間に、人間の生と死を考える長谷川知子さんの『大切な宝物』と、母と祖母が生前願っていたことが、死後に叶わなかったことからエンディングノートに書く石原尚子さんの『託す』を優秀作品に選んだ」と述べている。 そのほかの入賞作品は次の通り(ペンネーム・仮名もあり)。
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【入賞作品】
- 母の献体に思う
- 長坂隆雄(船橋)
- もう笑っていいんだよ
- 小山進二(和歌山)
- 3つの言葉
- さちいさや(今治)
- 父の想いとは?
- 森下誠(京都)
- あっぱれ我が夫
- 前川栄子(岸和田)
- お葬式が始まった日
- 内田聖子(神奈川)
- 故Tさんを偲んで
- 小西国照(大津)
- 忘れられないこと
- 長南美穂(山形)
- 思い出の指輪
- 三五恵美子(埼玉)
- ねずみ花火
印南房吉(横浜)
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- 富士へ詫びる
- 浦上昭一(神奈川)
- 生き抜けの亡父の教え
- 宇田川利郎(東京)
- 父の願い
- 三谷裕美(千葉)
- じゃあね、 が一番
- 安村律子(京都)
- endingノートの効能
- 佐藤健(仙台)
- ひとつだけでも
- 小畑圭子(札幌)
- 私ー警察官Kさん
- 松村知枝(千葉)
- 娘に
- 奥村史朗(岡山)
- まあ まあ まあ
- 山中基義(西宮)
- あとに残す言葉
- 坂井律子(三重)
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J&Bコーラス結成五周年記念公演
近畿の拠点で作る「J&Bコーラス」が結成5周年を迎えた。
その間、日比谷公会堂での「ナルク10周年総会」をはじめ、各地の拠点イベントで数多くのステージをこなしてきたが、このほどその集大成を皆様にご披露しようと「結成5周年記念コンサート」を開催することになった。
ナルクの会員をはじめ多数の皆様のお越をお待ちしていますと関係者は語っている。
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日時:7月5日(木)
午後1時開場
場所:吹田メイシアター
(阪急千里山線「吹田」下車 目の前)
問合わせ 広部
075ー712ー4012
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【曲目】
ナルクの歌
4つの動物のメドレー
シャルウイダンス
夏のメドレー
金比羅ふね船
聖者の行進
南海譜ほか 2部構成
会場の皆様とご一緒に歌うコーナーもあり
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京都飛雲閣見学記
連休初日にあたる4月29日、「司馬街道を行く」のグループ25名は、龍谷大学小畑名誉教授の案内で「西本願寺飛雲閣」を見学した。
飛雲閣は国宝で、金閣、銀閣と並ぶ京都3閣の一つである。秀吉が建てた聚楽第の一部と言われ、3層からなる楼閣の美しさは格段のものがあった。見学後に同寺院で行った食事会も思い出に残るものだった。
センターニュース
- ○劇団ナルク
- 各地総会のイベント に出前公演受付け中 寸劇・一人芝居・朗 読劇など持ネタ豊富
- 問合わせ 茶谷 06ー6351ー0733
- ○司馬「街道を行く」
- 6月17日(日) 楠公ゆかりの観心寺 散策
- 問合わせ藤岡 06ー6876ー1832
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「お父さんの料理本」
編集者のつぶやき
たくさんの受注表の中から面白いことを発見しました。FAXは結構男性が多いのですが、とくに要求していないのにご自分の年齢を書く方が25%程いらっしゃいます。それも62歳から66歳に集中しております。
この年齢の方々が「初めての料理に挑戦してみようか」と、決心される最後の年代かと想像します。あるいは「今から料理始めるぞ」との決意表明かもしれません。
引き続き販売にご協力のほど、よろしくお願いいたします。 藤井靖永

関西歌舞伎を愛する会7月公演
毎年、近畿地区歌舞伎愛好会員にお世話している道頓堀松竹座の入場券が
今年も2割引で入手可能になりました。
ご希望の方は次の事項を書いて6月15日までにFAXで。
希望日・昼夜の別・枚数 06・6941・5130(担当繪川)
入場券は1等指定席で返品・変更はできません。代金は現金書留で郵送ください。
割引料金:12600円(番付割引券付き)
昼の部(11時開演)
鳴神(海老蔵)
橋弁慶(愛之助)
義経千本桜(海老蔵 仁左衛門)
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夜の部(4時15分)
鳥辺山心中(愛之助)
身替座禅(仁左衛門)
女殺油地獄(海老蔵 孝太郎)
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