2007年5月号 1面 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
300拠点会員6万人に向けて 組織拡大5ヵ年計画まとまる 最小行政単位で拠点を置くのは設立当初の目標 1月の本紙で発表された高畑会長の「組織拡大に関する私案」は各方面で大きな反響を呼んだ。とくに名前の挙がった拠点では、早速臨時の運営委員会を開くやら、そのための小委員会を設置するなど幹部は真剣に対応策を検討した。名前の挙がらなかった拠点も1月2月の運営委員会はこの問題が議題の中心だったようだ。 本部は寄せられた各拠点の回答や意見を集約し、5月の理事会に向けて最終案を纏めるべく3月29日、第2回となる組織委員会をナルク本部で開催した。 冒頭、挨拶に立った高畑会長は「高畑私案は私の予想以上に大きな論議が起こり、各拠点とも真剣に取り組んでいただき感謝に堪えない。組織は15年も経つと安易に流れがちである。それを防ぐためにも目標を掲げることが大切だ。我々の目標はあくまでも地域密着である。『最小行政単位に拠点を設置する』という設立当初の目標に向かって、さらなる努力をお願いしたい」と語った。 会議は各拠点から寄せられた回答を確認することから始まった。 「現状上手くいっているから余り触りたくない」という消極的回答も一部にあったが、大半は「難しい問題だがチャレンジしていこう」という前向きなものであった。 論議の結果、本年度中に新設あるいは独立できる拠点が当初予定を上回る4拠点と判明、来年度はさらに4拠点が実現する見込みとなった。計画の最終年度には、政令指定都市は各区に拠点を設けるという大きな夢も盛り込まれた。 事務局は会議に臨むに当たり、事前にヒヤリングも行った。 当日、各組織委員の意見も聞き、拠点の事情も考慮してまとめたのが下記の案である。 これを実施に移していくには拠点の努力はいうに及ばず、本部の支援体制も欠かすことができない。しかし本部役員も多忙を極めているため、組織委員会のメンバーが分担制を敷き、本部役員と一緒に当該拠点の応援に当たる体制も確認した。 このようにして「組織拡大に関する5ヵ年計画」はいよいよスタートの緒についた。 「最小行政単位にナルクの拠点を」という最終目標に向かって一丸となって邁進したい。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ナルク拠点 独立・再編・新設 5ヵ年プラン |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2007年5月号 2面 |
||||
---|---|---|---|---|
第1回中央福祉調査センター会議開催 7センターが一堂に会し運営事項を確認 現在ナルクでは全国で8つの地区(北海道、千葉、神奈川、長野、岐阜、滋賀、大阪、兵庫)で福祉調査センターが設立され、それぞれ活動を行っているが、そこの代表がはじめて一堂に会し、運営に関わる事項などを協議した。 会議は「中央福祉調査センター会議」の名で3月16日午後、ナルク本部で開催された。 出席者(構成員)は次の通り。 田邊中央福祉調査センター主査、 藤岡同副主査 青木同幹事 阿部同研修担当 寺井ナルク事務局長仲ナルク監事 森代表(北海道) 西村事務局長(千葉) 太田代表(神奈川) 山口代表(岐阜) 鎌田代表(滋賀) 山之内代表(兵庫) 橋本事務局長(兵庫) 原田代表(長野)欠 矢形奈良拠点事務局長 永田福岡拠点代表代理 なお中央福祉調査センターには、青木幹事以下伊藤、今泉、疋田、阿部、山東、筏津、古堅、奥田、道関、生島などの諸氏が常駐している。 【会議での確認事項】 ○福祉調査センター(以下センターと記す)はナルクの定款に基づき収益事業を行うための組織であり、拠点と同様にナルク本部の下部機関である。都道府県センターは中央セン ターの現場機関である。 ○センターは3月と9月の年2回、「定時中央福祉調査センター会議」を開く。緊急の場合は主査が臨時会議を招集する場合がある。 なお重要事項についてはナルク理事会、常務理事会の承認を得る。 ○センターは以下の事業を行う。福祉サービス第3者評価、介護保険地域密着型サービス外部評価、介護サービス情報の公表などの評価、調査。 これらの事業を行う目的は厚労省の各都道府県に対する指示(事業者のレベルアップと サービスの向上)を踏襲することは勿論であるが、ナルクの理念、事業、組織拡大を推進 するための経費を生み出すことが本来の目的である。その成果によって点数のない利用 者の寄付金の減額や廃止、会費の低減を目指すものである。 ○センターのスタッフ、評価調査員は各都道府県に申請し許可された「調査機関事務規定」に基づき評価調査業務を遂行する者であるから見倣公務員、またはそれに準ずる者である。 ○各都道府県センターは毎月の収支を月末に締め、中央センターに報告する。中央センタ ーはその集計を毎月の「ナルク業務担当者会議」に報告する。 都道府県センターは9月末と3月末に決算を行い、中央センターに報告する。その際必 要経費と当面の運営費を除いた剰余金を中央センターに振り込む。中央センターはその 剰余金の中から活動拠点に対する協力金と都道府県センターに対する貸付金を支出す る。 ○評価調査員の処遇については、ナルク本部の平成19年3月28日付「ナルク活動を行う会員に対する処遇についての統一基準」による。 ○各都道府県センターが事業を遂行するに当たっては、関係する拠点から様々な協力を得るにやぶさかでないが、これに対しては中央センターから協力金を支出する。 ○中央センターは各都道府県センターの立ち上げ準備金、運営費などを期限を限定せず無利息で貸し出す。詳細は中央センター会議で決める。 ○センターの事業遂行のために本来のナルクの活動が阻害されるようなことがあればそれは本末転倒である。そのような事態が起きたときは、状況に応じてセンター事業の中止、または評価調査員の個人委託を取り消す場合がある。 中央福祉調査センター電話 06ー6941ー5220 |
||||
女性の視点 夫さんの地域デビューはいかが 近藤秀子(枚方交野) 夫から公園デビューならぬ「地域デビュー」という言葉があると聞きました。定年退職後の男性の過ごし方、長寿国日本にあって退職後のながーい時間をどう過ごすか、大きな課題です。 世間様では今春から始まる団塊世代の定年退職後の動向にかしましい。 かつて巷では「濡れ落ち葉」「わたしも族」という言葉が流行語にさえなりました。 退職後の抜け殻状態の夫君と、地域社会でボランティアだカルチュアだと喜々として熟年を謳歌している細君を比較して揶揄されたことは記憶に新しいところです。 しかし面白がってばかりはおられません。14年間地域で民生委員・児童委員として活動していた中で、夫君が退職後、細君は外出もままならず、鬱状態に陥り、やがては痴呆の症状に進んだという事例をいくつも見聞きしました。仕事一筋で趣味と呼べるものを持つ暇のなかった夫君、夫君の在宅中に息抜きに出かけることなどできない世代の細君、高度経済成長を支えた人たちの現実です。 夫が地域デビューを試みるか、家にこもるかの選択が老後の生活を大きく左右します。妻も無関心ではいられません。 夫の自尊心をくすぐる地域貢献の第一歩は、自治会活動・校区防災会・児童の下校時見守り隊など周りを見渡せば活動の場はいくつもあり、究極はナルクが「団塊世代の皆さんどうぞ」と手を広げて待っていてくれます。そこでポンと背中を押すのが妻の役目。 夫が地域で居場所を見つけると、いきいきと出かけます。妻も今まで通りの生活のリズムが確保できてルンルンです。 地域も男手が増えると、より活発な事業ができて結果として連帯感が育まれます。 いま社協が災害時に高齢者などの逃げ遅れによる二次災害を防ごうと「1人も見逃さない運動」を展開していますが、連帯感はこの運動の大きな力になります。退職後の夫君の地域参加は良いことづくめなのです。 我が家の夫、まだ現役で働いていますが、数年前に足の捻挫をきっかけに体力づくりを始め、今では山登りが趣味になり、デジカメ撮影のおまけ付きです。私も一緒に時々楽しんでおり、第1段階はクリア。まずはめでたしでしょうか。 |
||||
知ッ得 活性化する人口の移動 @ 日本の人口が戦後初めて減少に転じたことが大きな話題になっています。(株)日本総合研究所(三井住友ファイナンシャルグループ)では、予想より2年も早いこの人口減少を「活性化する人口の移動」と捉えています。今後の傾向と方向を2回に分け掲載します。 (白石勝也) 1) 地方から大都市へ 人口密度の低い都道府県では人口が減少し、逆に高い所は増加している。地方と大都市圏の2極化が進行していて、とりわけ東京、神奈川、愛知では予想を上回るペースで人口が増加している。 (図3) 首都圏、愛知県への人口流入が予想以上に増加した原因は経済問題にある。地域間の景気回復の違いを反映した動きといえる。 アメリカ、アジア経済の拡大に支えられ、それが牽引となっているが、@東京・神奈川では企業向けサービス業が集積していること、A愛知では自動車・電気機械が好調であることなどが背景となっている。 年齢別に見ると20歳代後半から60歳代までの生産年齢層全てにわたって人口流入が見られることが、それを如実に物語っている。 2) 外国人の増加 国内に居住する外国人は増加の傾向にある。しかしそれを上回る日本人の海外流失が人口減少の要因ではあるが、それについては次回に延べる。 わが国の人口に占める外国人のシェアは2005年に1・2%に達した(図2)。最近増加が目立つのは次の3ヵ国で、それぞれに特徴がある。 @中国人(5年で約9万人増) 年齢別では20歳代が多く、女性が7割を占める。全国各地に分布している。 Aフィリピン人(約3万人増) 年齢別では35歳〜49歳が多く、とくに女性で顕著。地域別では関東と東海に多く、日本人の地域間移動と同じである。 Bブラジル人 性別の差は見られないが、家族単位の移住が特徴。地域は愛知と静岡に集中している。 |
||||
2007年5月号 3面 |
|
---|---|
300拠点を目指して ナルクの活動は地域から始まる C千葉のケース 千葉県では、拠点の単位は原則として市町村であること確認して発足した。 平成10年、民間企業の役員と労組の役員という異質の二人が呼びかけ人となり、全県を網羅するブロック制で千葉拠点が設立された。 二人のコンビネーションとリーダーシップは抜群だった。当初は会員が少ないので県内をA(北西部)、B(中央)、C(南部)の3つに分け、ブロックごとに会員を拡大し、分離を促進していった。各ブロックから副代表、運営委員を選出し、いつでも独立できる体制をとった。その結果、 Aブロックから 「市川」「浦安」「東葛」 Bブロックから 「舟橋」「千葉」 Cブロックから 「かずさ」が誕生した。 そのほか県東部に「茂原」、南東部に「銚子」がナルクの理念に賛同された方の周到な準備と既存拠点の力強い支援で相次いで誕生した。 ナルク東葛の西村代表は「千葉は異質な二人の強い意志で当初の予定通り順調に分離独立が行われた。やはり目標を定めたブロック制は、分離独立には有効であり、実効性があることを身をもって感じた」と語っている。 独立という目標を掲げたブロック制は、極めて有効な手段であることを証明した顕著な例であろう。 |
|
思いっきりスコットランド ナルク海外研修 締め切り迫る ロンドンにはナルクの理念に共鳴しボランティア活動を続けている「ロンドンボランティア会」というグループがあります。 今年の海外旅行は英国の福祉施設を訪問し、介護・福祉の現状を学びますが、このグループとの交流も企画の目玉です。 今回の訪問でロスやスイスと同じようにナルクの海外拠点になることを期待しています。 旅の起点は歴史と庭園で有名なスコットランドです。雄大な風景に包まれながら古城からウイスキー蒸留所まで、ハリーポッタの魔法でお馴染みのスコットランドを心ゆくまで堪能します。 ロンドンからパリは憧れのユーロスターに乗車します。 まだ定員に若干の余裕があります。お申し込みはお急ぎください。 出発は6月18日(月) 帰国は6月25日(月)費用は関空発で32万5千円です。 成田発は6人以上で可能です(335,000円) |
|
23人が匠の技の一端を学ぶ 高山祭見物を兼ねた研修旅行 4月14日と15日の両日、日本3大美祭りの一つと言われている「飛騨高山祭り」が、今年も全国から大勢の観光客が集まり賑やかに行われた。 ナルクでも3月の会報でこの祭りの見学を兼ね、飛騨匠の技を学ぶ木工教室の体験参加を呼びかけたところ、全国から23名の応募があった。このうち3名の方が前日から泊まり込み「木工基本編」を体験した。 緑の山中に建てられたオークビレッジで高山の名工たちが手取り足取りで器や椅子などの作り方を教えてくれた。 参加者の一人奈良の元山さんは「とても貴重な体験をすることが出来ました」と語っている。 祭りの初日14日は、岐阜県で最も古い料亭「州さき」で武家の伝統的料理「宗和流本膳料理」を堪能した後、満開の桜の中を12台の屋台がそれぞれ100個もの提灯を灯して練り歩く幻想的な宵祭りを楽しんだ。 本祭りの15日は祭りの行列は1000人にも及んだ。巧みな動きを披露するからくり人形、仕掛けが施された戻し車など屋台にも匠の技が生きている。 全国から集まったナルクの23人の参加者は、カラクリ演技に感嘆の声を挙げ、祭りの雰囲気を堪能した。 参加者全員はオークビレッジに泊まり、木工教室のシステムや雰囲気は十分に理解できた。大半は日頃から子育て支援の一環で子どもたちに木工などを教えている側だが、「今よりも高いレベルに挑戦したい」と意欲的である。旅行委員会でも希望が多ければ10月の秋祭りに合わせ「匠流木工教室」として実施したい意向。 オークヒルズでは、ナルクの会員用として「2泊3日」「3泊4日」「1週間」という 色々なコースが特別割引で用意されている。このコースを何回か繰り返すと家具などが作れる中級、上級と進み、「木工インストラクター」や「匠」の資格を取ることもできる。 希望者は直接オークヒルズへ問い合わせ、申し込みされたい。 〒506ー0101 高山市清見町牧ヶ洞1025ー2 オークヒルズ「木工スクール」 電話0577ー68ー2888 |
|
第3回ケアメイクインストラクター研修 ケアメイクボランティアは 各拠点で大活躍 日時:6月12日(火)10時〜16時 場所:大阪本部6F会議室にタオル持参で 講師:赤木久子氏(パピリオ化粧品) 会費:1000円 先着30名 担当:安藤・巽 |
劇団ナルク出前 総会の後に楽しいイベントを予定 されている拠点の皆様! 劇団ナルクの出前は如何ですか。 寸劇、一人芝居、朗読劇などレパ ートリーが豊富に揃っています。 ぜひお声を掛けてください。 問合せ(茶谷・西宮) 06ー6351ー0733 |
拠点リレー訪問26 再出発を目指す 大阪「いちょうの会」 今回はナルクの長男(長女?)ナルク大阪拠点「いちょうの会」の訪問です。 本部と同じ場所にある「いちょうの会」の事務所で広岡代表、田中副代表、山口副代表、西村運営委員にお話を聞きました。 「いちょうの会」はナルクの前身「WACアクティブクラブ」大阪支部として1994年7月に発足しました。本部に遅れることわずか3ヵ月、約130人の会員での船出でした。以後13年に渉っての活動はナルクの歴史そのものですね。 はじめの1年で時間預託活動の基礎が築かれた 設立時の運営委員は15名、事務所は篤志家にご自分の会社の2階の一部を電話つきで無料でお借りすることができ,幸先のいい出発ができました。 でも、ファックス、コピー機、机や事務用品などは勿論会員夫々が持ち寄り。 設立後10ヵ月の間は殆ど活動の依頼がなく名簿整理などで過ごしたそうですが、運営委員を中心に必死に利用者探しに努力した結果、運営委員のお姉さんがまず利用者になって頂けたことがきっかけとなって1年目にして月間100時間の活動ができるようになりました。 「いちょうの会」の時間預託活動は現在、約3万点にもなっていますが、はじめの活動が今に引き継がれて来た結果でしょう。最初の取り組みがいかに大切かがよくわかります。 奉仕活動への取り組み、子育て支援の嚆矢 奉仕活動は「いちょうの会」の設立4年目から、子育てできない事情を持つ親に預けられた乳児のための施設「すみれ乳児院」を広岡代表はじめ運営委員など総出で支援してきました(子供の遊ばせ,衣類の繕いや洗濯など)。今ナルクの大きなテーマになっている「子育て」支援活動の嚆矢でしょう。 高齢者の支援では介護福祉施設「瑞光苑」で毎月行っているお茶を飲みながらのお話相手も地道に続けられていますし、障害者への支援(プールでの運動),大阪城の清掃活動、など多彩です。 ▼自立活動 健康づくり,趣味の会,会員懇親会,活動者交流会などの自立活動はナルクの基本活動として重視、とても活発です。 ▼今の規模 会員数480人,年間時間預託活動と奉仕活動は約3,600時間と3,300時間、会報手配り率65%、とトップクラスを走っています。 ▼新たな取り組みは 「エンディングノート」などを柱に団地の老人会を掘り起こすことに取り組んでいます。 ・悩みはこの2?3年会員数、時間預託が横ばいになっていること。 会員増加はナルク発展のための必須条件だから、大阪市の状況にマッチした拠点運営組織の改革を考えています。当面広岡試案としてブロック制を提案し検討中です。 時間預託の増加対策は設立時の初心に返って利用者増に取り組む。 運営委員の役割分担を明確にして夫々が責任を果たせる組織に高める。 ▼若々しく再出発 ナルク一番手の先輩拠点「いちょうの会」が若々しく再出発を考えて実行しようとしていることを知り頼もしく思いました。ナルクの各拠点も負けずに前向きな姿勢で共にナルクの理想に向かえば必ずやいい答えが期待できるでしょう。 (野村文夫) |
2007年5月号 4面 |
||||
---|---|---|---|---|
読者の広場 詩 ー春ー ふくい・酒井久美子 歩く速さで春が来る 一歩いっぽ確実に 山を越え野をわたり 花を咲かせに 今年もやっぱり やってくる 春っていいな 俳句 栃木・五七五を楽しむ会 1月例会入選句より ・回廊に足袋先冷えし寒椿 美穂子 ・湯豆腐の湯気の向こうに妻の顔 滝水 ・初詣無病以外の欲もなし みち ・孫たちの来て賑わえるこたつかな 風花 ・洗い干す日々好日の赤南蛮 桜子 ・芋堀りて土の匂いを味わえり 風鈴 ・山眠る日溜まる辺り茅の家 昌 随想 先月号の山崎氏 の文章を読んで 東信州・みよた 太田達二 世代の違いを問題にするとき、他世代に対する中傷や揶揄は、聞く人を不愉快にするだけである。時代背景の違いに思いを巡らせ、他世代に対する理解と同情を寄せることが望ましいことであろう。 権力者を揶揄するのは分かるが、他世代を揶揄する歌があるとは信じがたいことだ。それはその人の精神の貧困さを表しているように思う。あるいは不満のガス抜きのようなものか。または鋭い批判精神なのだろうか。 そういう人がボランティアのリーダーの会に出ているというのは、何を意味しているのであろう。精神の貧困な人がボランティアを行うというのは信じがたいことだ。批判精神の旺盛さと解釈すべきか。 ただ山崎氏の紹介した歌を注意深く読んでみると、それは必ずしも悪意だけでなく、現役世代の哀しさ、あるいは自虐的な感じさえ受ける。それは現役世代にとって「生きがたい現代」という時代の反映でもあるのだろう。 いずれにしても世代の違いは確かにあるが、それを問題にするとき、他世代を中傷したり、揶揄するだけでは何も生まれてこない。何より人は時代背景を負いながら、自分に誠実に自己責任をもって生きることしかないと思うのだが。 私にもできるボランティア 中標津・本田敏子 ナルク中標津の新年会に参加し、ボランティア活動に意欲的な方が多いのに感心いたしました。 私の人生の中で、ボランティアに参加するなど、とうていなかろうと思っておりました。なぜなら私は障害者だからです。 しかしナルクに出会い、私にもできることがあるのだと言うことが分かり入会いたしました。拠点の運営は大変ですが会員を増やすことが大事と思っております。私もできることから参加します。 |
||||
記者レポート [札幌中央] シミサポに参加 2月17日に開催された札幌エルプラザ市民活動サポートセンターの「市民交流・シミサポ」にナルク札幌中央として参加してきました。 当日はナルクのパネルを作ったり、ナルクの紹介コーナーで日頃の活動を紹介したり、大いにナルクをPRしました。 それ以外にパソコンの指導をしている団体による「その場で名刺を作って直ぐ配ろう」というコーナーや沖縄の市民団体による「沖縄のお菓子」のサービスがあったりで大盛況でした。 (坂井隆介) [静岡] イタリア合唱団の公演をサポート 4月10日、イタリアベネト州から来た60人の合唱団と静岡出身のシャンソン歌手が静岡音楽館AOIでジョイントコンサートを行った。 このコンサートのサポートを「ナルク静岡」が担当、主宰者や市民から大いに感謝された。 「富士山と桜を見ながら歌いたい」という合唱団の願いに、静岡市や静岡新聞などが後援し美しいハーモニーの流れる豪華な春の宴になった。 国際交流の一端を担うお手伝いができて「ちゃばしら」としても光栄に思い、一同 感激して奉仕に当たった。 (諏訪久世) [神戸] 来たれ!お酒好き ナルク神戸ではお酒作りを楽しむ会を作り、田植えから稲刈り、酒の仕込み、などの過程に参加し、最後に新酒を味わおうという同好の士を募集している。 今年の主な行事予定は次の通り。 ・田植え 6月3日 ・稲刈り 10月7日 ・仕込み 1月1日 ・酒絞り 1月19日 希望者は078ー994ー3869(篠田)に問い合わせを。但し年会費5000円が必要だが、会員には会費相当分にあたる絞りたて原酒2本がプレゼントされる。 (篠原宏) |