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パラソル喫茶を訪ねて   谷 紀子
11月6日、埼玉拠点から三名が二泊三日で仙台の仮設住宅二カ所へ傾聴ボランティアに伺いました。 


 二名は今回が初めて、一名は二年前の九月に一度伺いました。
 ついその前回と比較してしまいがちですが、予想していたようにみなさん落ち着かれていて穏やかな日々をお過ごしのように感じました。
 
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 いえばキリがないくらい震災以前の生活とは程遠い現状でしょうが、仮設住宅から復興住宅へ転居が決まっている方もおられるとかで余計平穏そうに見えたのかもしれません。

 長く支援してこられた宮城拠点のみなさんが、各拠点への協力要請をこの11月で一応終了とされるのもその証でしょうか。
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 仮設住宅の規模の違いで他所からの支援に差があるということや、住民の間でもいろいろ問題もあると伺いました。どこの町内会でもそれぞれ近隣との問題はあるように避けきれない部分もあるのかもしれません。
最終日に大川小学校まで案内いただき、実際の現地の姿を見て声をのみました。堤防の向こうを流れる北上川の溢れんばかりの水量にも圧倒されました。この堤防を超えてこの学校に津波が押し寄せたのだと思うと身震いがとまりませんでした。改めて子供達や先生方のご冥福を祈るばかりでした。

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ご多忙の中傾聴ボラや被災地見学などにご尽力された宮城拠点の皆様へ改めてお礼を申し上げます。